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EPISODE 12 エアコンで車の中が涼しくなるのはなぜ?

天気が良い休日にTECH君とまみちゃんはドライブに出かけた。「この中、涼しいね〜」とつぶやくまみちゃんに、TECH君は思わず車のエアコンについて話し始めた。

涼しいね!ところで、なんでエアコンで車の中が涼しくなるか分かる?

エアコンの仕組みってこと?わからない。

じゃあ、まみちゃんが暑い日に空気を冷やそうとする場合どうする?

う〜ん・・・水を撒くかなぁ。

そうだよね!水が周囲の熱を奪いながら蒸発(気化)してるから冷えるんだ。この原理を応用したものが、エアコンや冷蔵庫だよ。

なるほどね!

エアコンや冷蔵庫は水を撒くだけの力では足りないので、
「冷媒」というものを使用して冷凍サイクルを組んでいるんだ。身近なものだと「スプレー」かな!ヘアスプレーから出てくる気体はすごく冷たいよね?それをイメージしながら聞いてね!






スプレー缶の中は気体を圧縮した液体になっているんだ!圧縮された液体が気体になる際に周りの熱を奪うことで、冷たくなるんだよ!これを応用してエアコンや冷蔵庫などの冷凍サイクルが組まれているんだ。つまりは、スプレー缶の中のような環境作りを上の赤い部品で行い、青い部品が冷やされる。その結果、冷たい風が出てくるってことなんだ!



じゃあ車の中も簡単にスプレーみたいな物を乗っければいいじゃん!

「冷媒」を直接大気開放すると、いつかは缶が空になっちゃうよね!補充が必要になる。また、室内が「冷媒」だらけになって人的に有害でしょ!

・・・そっか。

昔、「冷媒」は「フロンガス」というものが使われていて大気開放すると環境的にも良くなかったんだよ!

今は環境的に良いものが使われているの?

うん、今は環境にやさしい種類の「フロンガス」が使われているよ!もちろんこのサイクル上に何かの不具合があって、中の「冷媒」がもれてしまうこともあるからね。

そうなんだぁ!

じゃあ、次に車のエアコンの構造について説明するね!

その前にTECH君にお願いがあります!あそこのコンビニによってジュース買いたいな!のど乾いちゃったぁ。

いいよ。では止まりましょう。

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