EPISODE 03 プラズマテレビの構造って?
まみちゃんとTECH君はケーキを食べ終わると、再び薄型テレビの話を始めた。
ふぅ、ケーキおいしかったぁ、おなかいっぱい!
よかったよかった。これで疲れも少しとれたかな?
うん、大丈夫。
そしたら、今度はプラズマテレビについて教えて!
うん、プラズマテレビと言えば、液晶テレビの対抗馬的存在になるのかなぁ。
だよね。
液晶テレビはバックライトの光源を元に映像を映しているのに対して、プラズマテレビはパネル自体が発光することで映像を映しているんだ。
下の図を見てごらん。
そっかぁ。映す方法が違うってことだね。
そう、プラズマテレビは内部に封入させたガスに電圧を掛けて放電させるんだ。
その時に発生する紫外線を蛍光体に当てることで発光をさせるんだね。
イメージがしにくいなぁ。
簡単にいうと、箱の中で雷を起こしている感じ。
蛍光灯に近いのかな。
雷なんてなんだか怖いわ。
・・・。ま、全画面が同時に点灯していることからも、
プラズマテレビは画面のチラツキがないのが特徴なんだ。
だから視野角が広く、応答速度が速いんだ!
うんと、具体的にはどういう意味?
ようするに、プラズマテレビは斜めから見ても、正面から見ても、色合いがキレイということ。それと、映画やスポーツなど動きが速い映像も滑らかに映るんだ。
へぇ、そうなんだ!でもね、電気代が液晶テレビよりも高くなるって聞くけど?
消費電力ということに関しては液晶テレビの方に分があるのかなぁ。とはいえ、メーカーの省エネ対策で初期モデルより
大幅に改善されているのも事実なんだよ。
新しい技術によって改善されているってこと?
そうだよ。以前のプラズマテレビは発光に必要な予備放電が必要だったんだ。
車に例えるとアイドリング運転みたいな感じかな。
うんうん。
技術的な革新によって、無駄なく発光させることが可能になって、総合的に予備放電を停止した領域が消費電力の低減に繋がったんだ。
そうなんだ!プラズマテレビも進化しているんだね!
うん。プラズマテレビは開発の歴史が深くないから、
まだまだ発展の余地を多く残していると言えるのかもしれないね。
でも、液晶テレビとプラズマテレビ、どっちがいいんだろう!
迷うなぁ。
まずは販売店に訪問して各メーカーの液晶テレビとプラズマテレビをそれぞれ見比べてみよう。
液晶テレビは液晶テレビの、プラズマテレビはプラズマテレビの良さがきっと分かると思うよ。
うん、わかった、ありがとう!
TECH君、よかったら今から一緒に見に行かない?
いいよ、僕の車で行こう!