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スキーやスノーボードの季節

スタッドレスタイヤとは?

冬の雪道を走行するための冬用タイヤ「スタッドレスタイヤ」についての話です。

tech君

スパイクタイヤとスタッドレスタイヤ

もともと冬用タイヤの代表として「スパイク(スタッド)タイヤ」というものがあります。そのスパイク(スタッド)を外したタイヤを「スタッドレスタイヤ」と呼びます。「スパイクタイヤ」のスパイク(スタッド)が鉄で出来ているので、雪がない状態の舗装路で使用した場合、舗装路(アスファルト)を削ってしまい、削れた粉塵や舗装路の早期磨耗などが環境問題となり、「スパイクタイヤ」の使用が制限されたため、「スタッドレスタイヤ」が誕生しました。

スタッドレスタイヤの機能

イヤの4つの役割は、①車の荷重を支える、②車の力を伝える、③車の方向を決める、④車への衝撃をやわらげる、です。その4つの役割のうち、「②車の力を伝える、③車の方向を決める」の2つが、乾いた路面と雪道の両方で使うには雪道は滑りやすいため、一つのタイヤの性能で成り立たないというわけです。 この2つの役割は、タイヤと路面の摩擦とタイヤの剛性で成り立ち、雪道で装着する「チェーン」や「スタッド」は硬いものですが、「スタッドレスタイヤ」と「通常タイヤ」では、「スタッドレスタイヤ」の方が柔らかくなっています。「スタッドレスタイヤ」と「通常タイヤ」の違いについては、以下の図のようになります。

「スタッドレスタイヤ」は乾いた路面でも雪道でも問題なく走れますが、あくまでも雪道用に作られているので、乾いた路面に関しては「通常タイヤ」の方が適しています。夏場でも「スタッドレスタイヤ」を使用すると、帯状のゴムが磨耗し、雪道で充分な能力を発揮できない状態になってしまうので、タイヤの寿命を考えると、夏と冬で履き分ける方がよいでしょう。

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