延長保証は、製品のエンドユーザー(=消費者)と提供者の
両方に対して有益な制度です。
製品のメーカー保証が1~2年であることを「短い」と感じているエンドユーザーは多くいます。延長保証に入っていない製品の場合、メーカー保証期間終了後に自然故障が発生した製品を修理するためには、エンドユーザー自身によって製品を購入した販売店に問い合わせたり、メーカーのホームページ等で窓口を検索し、修理手配を行わなければなりません。また、修理費用は故障状況によって数千円~十数万円かかり、エンドユーザーにとってのコスト負担は大変大きくなります。
延長保証に入っている製品の場合、エンドユーザーは専用窓口に連絡するだけで修理の手配を行うことができ、経済的負担がなくなるため、メーカー保証期間終了後も安心して製品を利用することができます。
このように、延長保証はアフターサービスの充実と顧客満足度の維持向上にもつながり、競合他社との差別化を図ることができます。
*延長保証対象修理以外の修理が発生した場合は、別途実費での修理コストが発生します。
延長保証を通じ、製品の使用者情報(購入および修理履歴)を入手し管理することができます。これにより、延長保証期間の終了に合わせて新製品の情報を直接発信することもできるため、自社ブランド製品の戦略的な販売促進が可能となります。
同一製品でも複数の流通チャネルがある場合、特定の販売チャネルに限定して延長保証を付帯することにより、販売チャネルならではのプレミアム(=付加価値)としてエンドユーザーに提供することができます。
特定の販売チャネルに対し「販売手数料」を設定することも可能です。販売店にとっては新たな収益となるため、高いインセンティブ効果が期待できます。
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延長保証期間中の保証対象修理は無償となるため、修理担当者による修理レポート作成や修理費用請求業務などの削減効果が期待できます。
延長保証対象となった修理金額は、当社から直接修理委託会社に100%お支払いするため、エンドユーザーに請求する必要がなく、修理金額の回収までに時間を要したり回収不能となることがありません。
延長保証対象の修理費用を修繕引当金として積み立てる必要がなくなるため、製品販売に関連する将来費用の平準化を図ることが可能となります。
定期的に詳細な故障修理情報を分析したレポートをクライアント企業様に提供し、競争力ある製品の開発や製品仕入れにお役立ていただくことができます。