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古くなった愛車の買い換えを検討する際に注意したい点を考えてみましょう。

車はどうやって選ぶ?

車を選ぶ上で大切なことは、使用方法や使用頻度。
これらによるメリット・デメリットを考えながら、
自分に合った車選びについて考えます。

tech君

まずは、1年間にどのくらいの距離を走るのか調べましょう。

車検証(自動車検査証)には、前回検査時の走行距離が記載してあるので調べることができます。使っている車屋があれば、そこで確認することもできます。一般の使用頻度は、年間10,000kmが平均とされていますが、使用目的が主に日常の買い物などの場合は、1回に運転する距離は少ない傾向にあります。 例えば、ワゴン車などの大きい車は小さい車に比べて車の重さも重くなるので、日常使いで大きい車が必要でない場合は、燃費や乗りやすさ、維持費を考えるとコンパクトな車の方がおすすめです。なぜなら、小さい車に比べると、大きい車は部品も大きく、重くなるので必然的にエンジンが大きくなります。重い車を大きいエンジンで動かすには、ガソリンをたくさん使います。また、エンジンが大きくなると排気量が大きくなるため、1年間の自動車税も高くなります。自動車の重さが大きくなると、車検ごとの重量税も高くなり、消耗部品であるタイヤやバッテリーなどの部品代も高くなるというわけです。 もちろん大きいワゴン車は良い車で人気も高いですが、燃費や維持費がかかるため、使い方に合っていないと損をすることに。大勢で乗る機会が少なければ、その時だけレンタカーを借りるのも賢い車の使い方です。

最近主流になってきたHV車、使い方によっては良さを生かせないことが?

最近主流になってきたHV(ハイブリッド)車についても、使い方によっては良さを生かせないことがあります。走行距離が年間5,000kmほどで、1回の走行が少ない場合は、ハイブリッド車のようなエコカーでなくても、コンパクトな車は十分燃費良く走れます。では、ハイブリッド車の仕組みを説明しましょう。 自転車に例えると、自転車のこぎ始めはとても力が必要です。簡単に言うとそこがエンジンの苦手な部分で、その場合、ハイブリッドシステムでタイヤを動かすことでガソリンを使わずに済みます。逆に、ある程度スピードが出ると自転車はこぐのが楽になります。車も楽な所をエンジンで動かすことでガソリンの節約になる。加速したい時や坂道は、「エンジン+ハイブリッド」の力でより加速ができるのです。 ただしハイブリッドのサイクルは、長時間乗ることで力を発揮するため、距離を走れば走るほどうまく機能します。乗車回数が少なく1回の走行も少ないと、このサイクルが崩れてしまう場合も。つまり、充電→放電→充電→放電のバランスが崩れ、うまくサイクルしなくなってしまう可能性があります。 タクシーなどたくさん距離を走る車にはハイブリッド車が増えており、運転手によると「うまく乗れば、従来のタクシーの約3倍多く走れる」とも聞きます。ハイブリッド車は価格が下がってきたとはいえ、コンパクトカーに比べると値段も高いため、使い方次第では、コストパフォーマンスが悪いということにもつながりますから、使用状況に合わせた車選びが大切ということになります。

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