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夏休みなどに長距離を走る前には、自動車の点検はしておきたいもの。
今回は、自動車の日常点検について説明します。
自動車の日常点検の方法はメンテナンスノートに書いていますが、
車種によって点検方法は異なるので、メンテナンスノートを確認してから行ってください。
運転席に座って始めます。点検をする際には手が汚れるので、最初に車内から始めましょう。まずは、エンジンをかけましょう。 ■CHECK①エンジンは「キュッキュッキュッ~」と勢いよくスターターが回りますか? →回転が遅い場合、バッテリーが弱っている可能性があります。 ■CHECK②すぐエンジンがかかりますか? →すぐにかからない場合は、何か不具合がある可能性があります。 ■CHECK③メーター内に警告などが点灯していませんか? →点灯している場合、何か不具合があるので、メンテナンスノートを確認しましょう。 ■CHECK④エンジンがかかったら、変な音がしていませんか? →軽くアクセルをふんで確認しましょう。 続いてエンジンがかかった状態で、 ■CHECK⑤ワイパーの作動点検をします。ウォッシャー液を出しながら、ちゃんと動きますか? →ワイパーのハケ具合を点検しましょう。 ■CHECK⑥エアコンを作動させます。冷たい風が出ますか? →風の勢いが弱い場合、エアコンフィルターが詰まっている可能性があります。温度調整をしても冷たい風が出ない場合は、エアコンが壊れている可能性があります。 ■CHECK⑦ライトを点けてみましょう。 →誰かほかに人がいる場合には、点灯状態を確認してもらいましょう。いない場合は、全てのライトを点灯させて、球切れがないかなど点検します。
これで室内は終了です。次はタイヤを調べましょう。 ■CHECK①点検方法は車の横に立ち、前後のタイヤを見比べます。 →目線で確認できる範囲に何か刺さっていないか?損傷はないか?溝はしっかり残っているかなどを点検します。 【前後のタイヤのたわみ具合を点検方法】 タイヤの空気圧は通常増えることはありませんが、パンクしていなくても、抜けていってしまいます。風船を膨らませて置いておくとしぼんでしまうように、隙間やゴムを通過して抜けてしまうのです。タイヤのたわみ量を確認し、接地面が大きくたわんでいるようであれば、パンクしている可能性があります。また、目で見ている範囲に異物が刺さっていないか損傷している部分はないかなどを点検しましょう。接地面であれば、パンク修理できますが、タイヤの横の部分(サイドウォール)は損傷してしまうと修理できないので注意しましょう。
外の点検が終わると、次はエンジンルームの点検です。ボンネットを開けるレバーは多くの車は運転席の足元付近にあります。
このようなマークのレバーです。これは車の車種によって違うので、取扱説明書を読んでください。ロックを解除したら、エンジンルームへ移動します。ボンネットが少し浮いているので、ボンネットの中心に手を入れて、右か左にあるレバーを上に上げてボンネットを開きます。 効率的に点検するためには、始点と終点を決めるとよいでしょう。今回は左回りで点検します。
エンジンルーム内の5つの部品、ブレーキフルード、エンジンオイル、冷却水、バッテリー、ウォッシャー液の点検方法です。
これで点検は終了です。日常点検によって発見できる異常を修理することで、大きな故障を予防し、修理金額を抑えることも出来ます。点検は大切ですね。