そうだね！前回は日本には稀な延長保証を紹介したけど、アメリカの延長保証市場では、やっぱり自動車や家電製品の割合が多いよ。

そうだね、チリでは洋服の延長保証があるよ。

サイズの変更ではないよ。外れてしまったボタンのボタン付けとか、縫い目のほつれ直しとか、ファスナー交換などの保証だよ。

チリではほとんどの製品に三ヶ月のメーカー保証が義務付られているんだ。その三ヶ月のメーカー保証が付いている洋服の保証を延長して合計一年間保証を提供するプログラムなんかがあるんだ。

子供の制服とか、女性用、男性用のスポーツウェアやスーツなどのフォーマルウェアに付けられるよ。もちろんお店によってこのサービスが有るところと無いところがあるけどね。

実はここ数年で南アメリカや中央アメリカの延長保証市場は大きくなってきているんだよ。延長保証のビジネスをはじめるには投資費用がかかるし、何よりも修理ネットワークがないと延長保証は提供できないからね。色々と準備が必要なんだ。

米国の延長保証市場の規模は約5兆円と言われているよ。
日本は約2000億円と言われている。

日本はアメリカのカリフォルニア州ぐらいのサイズだから、国の規模も関係してくるけど、アメリカでは家電量販店なんかでの延長保証の売り方が日本とは少し違うんだ。

日本だど延長保証の保証料は製品価格の約5%っていうイメージが強いけど、アメリカでは10~20%が一般的。これは製品とともに延長保証を売った販売人にインセンティブが入ることも関係しているよ。

そうそう、あとは全体的に日本人のほうが物の扱いが丁寧だから故障する頻度も少し低いっていうことも言えるかな。