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皆さんはエアコンの試運転ちゃんとしていますか?

【試運転】エアコン

久しぶりに使うエアコン。使いたいときに故障で使えない!そうならないようにしましょう。

tech君

エアコンを久しぶりに使う際の試運転の手順やトラブル時の対処法を解説

エアコンを久しぶりに使う際の試運転の手順やトラブル時の対処法を解説

エアコンを久しぶりに使う際は、試運転の実施が欠かせません。

しかし、エアコンの試運転に関して下記のような悩みや疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。

試運転の方法が知りたい
エアコンを久しぶりに使う際の注意点が知りたい
故障やトラブルが起きた場合の対処法が知りたい

そのような方に向けて、エアコンを問題なく使い始めるための試運転の方法や、万が一トラブルが見つかった場合の対処法などを詳しくまとめました。

この記事を参考にすればシーズンが到来する前にエアコンを万全な状態にでき、シーズン中に慌てることなく快適な生活を送れます。

エアコンを久しぶりに使う際に試運転が必要な理由

エアコンを久しぶりに使う際に試運転が必要な理由

エアコンを久しぶりに使う場合、事前に試運転は必ず実施してください。

試運転が必要な理由は、おもに「修理が必要な場合でもすぐに対応してもらえるから」です。

修理が必要な場合でもすぐに対応してもらえるから

エアコンの不具合や故障を発見した際でも修理業者の方にすぐ対応してもらえるため、事前の試運転は大切です。

エアコンのシーズンに入ると修理業者も忙しくなり、修理が必要だったとしても日程が合わなくなってしまいます。

真夏のエアコン修理に関する調査を見てみると、約4割もの方が「修理までに2週間以上かかった」と回答しています。

真夏のエアコン修理に関する調査を見てみると、約4割もの方が「修理までに2週間以上かかった」と回答しています。

引用元:PR TIMES「2021年度の真夏のエアコン待機状況に関する実態調査」(パナソニック調べ)

熱中症対策としてエアコンの使用が必須となっている昨今において、何日も利用できないのはたいへん危険です。

事前に試運転で点検を行い、不具合や故障が見つかったらスムーズに修理してもらいましょう。

エアコンを久しぶりに使う際の試運転に最適な時期

エアコンを久しぶりに使う際の試運転に最適な時期

エアコンの試運転を夏に使う場合は5月中旬〜6月、冬に使う場合は10月中旬〜11月までが最適です。

この時期を過ぎると、業者はエアコンの修理や設置作業が増えるため、すぐに対応できなくなるでしょう。

とくに土日祝はエアコンの修理や設置の予約が増加するため、会社員の方はタイミングが合わない可能性も考えられます。

試運転はシーズンの2か月前を目安に実施しておくと慌てずに済むでしょう。

エアコン試運転の手順とポイント

エアコン試運転の手順とポイント

エアコンを試運転する際は、次の手順で行いましょう。

1. フィルターやコンセントなどを掃除する
2. 指定の温度でエアコンを稼働させる
3. 異常やエラーが発生していないか確認する

それぞれポイントとともに、詳しく解説します。

1:フィルターやコンセントなどを掃除する

試運転を行う前に、エアコン本体のフィルターやコンセント周りを掃除しましょう。

フィルターが汚れていたりホコリが溜まっていたりすると、エアコンの効き目が悪くなってしまいます。

また、長期間使用していなかったエアコンを突然起動させると、フィルターなどに付着していた埃が舞い上がり室内に運ばれてしまうだけでなく、エアコン室内機の中でも埃が舞い上がって電子部品の故障に繋がる可能性があります。試運転の際には、必ずフィルターなどのお手入れから始めましょう。

下記の手順でフィルターの掃除を行なってください。

1. エアコンからフィルターを取り外す
2. 掃除機などで大きなホコリを吸い取る
3. 歯ブラシなど柔らかいブラシでやさしく水洗いをする
4. 日陰で完全に乾燥させる
5. エアコンに取り付ける

また、コンセントにホコリが積もったまま電源を入れると火災の原因になります。

試運転の前に、コンセント周りのホコリをキレイに取り除きましょう。

2:指定の温度でエアコンを稼働させる

フィルターやコンセントなどの掃除が完了したら、エアコンを稼働させて試運転を行います。

試運転の際は下記の温度に設定してください。

- 夏前:冷房にして16℃〜18℃
- 冬前:暖房にして30℃

10分ほど試運転を行い、冷風や温風が出ているか確認しましょう。

またエアコンの電源が付かなかった場合の原因に多いのが「コンセントが刺さっていなかった」「リモコンの電池が切れていた」というケースです。

「慌てて修理を依頼した結果、故障もなく出張費だけ支払うことになった」という事態を防ぐためにもしっかり確認しましょう。

3:異常やエラーが発生していないか確認する

正常にエアコンが稼働していたら、そのまま30分以上運転を続けて異常やエラーが発生しないか様子を見ましょう。

とくにトラブルが発生せず異臭もない場合、これで試運転は完了です。

久しぶりに使うエアコンの試運転で見るべきポイント

久しぶりに使うエアコンの試運転で見るべきポイント

エアコンを試運転した際に見るべきポイントは5項目あります。

【エアコン試運転時に見るべきポイント】

- 風量
- におい
- エアコンからの水漏れ
- エアコンや室外機の音
- エアコン本体のランプやリモコンの液晶

下記の表を参照にしながら、確認する項目ごとの故障の症状などをチェックしましょう。

確認する項目 故障の症状 おもな原因
風量 ・冷風や温風が出ない
・風量が弱い
・室外機のガスが漏れている
・フィルターにホコリが溜まっている
ニオイ ・エアコンから異臭がする ・エアコン内部にカビや雑菌が繁殖している
エアコンからの水漏れ ・エアコンからポタポタと水が落ちている ・ドレンホースが詰まっている
エアコンや室外機の音 ・異音が発生している ・ドレンホースの根詰まりによる「ポコポコ」という音が発生
・動作不良による「キュルキュル」「キーン」という金属音が発生
エアコン本体のランプやリモコンの液晶 ・本体のタイマーランプが点滅している
・リモコンにエラーが表示されている
・エアコン本体の異常

上記のような症状が見られたら、すみやかに修理を依頼しましょう。

修理を依頼する場合の手順は「エアコンの修理が必要な場合は保証期間を確認」の章で後述しています。

エアコンの試運転時に発見したトラブルやエラーの対処法

エアコンの試運転時に発見したトラブルやエラーの対処法

エアコンのトラブルやエラーが見つかった場合、まずは自分で修理できないか考える方もいるでしょう。

そこで「自分で対処できること」と「業者に任せるべきこと」それぞれのトラブルやエラーの症状を解説します。

自分で対処可能なトラブルやエラー

自分で対処可能なトラブルやエラーは、おもに次の3つです。

トラブルやエラーの内容 対処法
風量が弱い ・エアコンフィルターを掃除する
・室外機の周りに遮蔽物が置かれていないか確認する
変なニオイがする ・エアコンフィルターを掃除する
リモコンにエラーコードが表示されている ・取扱説明書の指示に従って対処する

エアコンから変なニオイがした際の対処法としてやってはいけないことは、消臭スプレーなどを本体や送風口に吹きかけることです。

消臭スプレーの液体によってエアコン内部やフィルターがベタついてしまい、ホコリが吸着してカビが増殖しやすくなってしまいます。

エアコンフィルターを掃除してもニオイが改善されない場合は、業者に修理やメンテナンスを依頼しましょう。

業者に任せるべきトラブルやエラー

下記の症状が発生していた場合は基本的に自分で修理はできないため、業者に任せておくほうが安心です。

- エアコンからの水漏れ
- 冷風や暖房が出ない
- エアコンや室外機から異音がする

自分で修理する方法を解説している動画や記事などもありますが、知識の無い方が修理をすると症状を悪化させ、最悪の場合修理できなくなるので避けましょう。

エアコンの修理が必要な場合は保証期間を確認

エアコンの試運転時に発見したトラブルやエラーの対処法

エアコンの試運転を行った結果、修理が必要な場合はまず保証期間を確認しましょう。

新品で購入したエアコンのほとんどには、メーカー保証が1年間付いています。

購入日を確認して保証期間内であれば、メーカーのカスタマーサービスに連絡を取って無償で修理の依頼が可能です。

一方、メーカー保証が切れている場合は「延長保証」に加入しているか確認しましょう。

延長保証に加入していて期間内であれば、サービス提供元に修理を依頼できます。

また、保証期間内であったとしても、故障内容によっては有償修理になることもあります。

補償内容を確認したり、修理の日程を決める前に有償になるのか聞いておいたりすると安心です。

メーカー保証と延長保証のいずれの期間も過ぎている場合、エアコン修理専門の業者に依頼する、またはメーカーに有償で依頼する方法があります。

メリット デメリット
メーカーに依頼 ・修理部品の手配が早い
・メーカーの機器に精通しているため安心
・故障箇所が明確な場合、迅速に対応してくれる
・年式が古い機種は修理できない場合がある
・機器以外の故障は対応できない場合がある(配管など)
修理専門業者に依頼 ・メーカーや機種問わず対応してもらえる
・年代が古い機種でも修理できる可能性がある
・有償修理のなかでは費用が安い
・パーツの手配に時間がかかる場合もある
・口コミや実績が少ない業者は技術力に不安が残る

それぞれのメリットとデメリットを比較し、最適な方法を選びましょう。

エアコンの寿命は10年であるため7年経過で買い替えも検討

一般的にエアコンの寿命は10年と言われており、その理由は大きく2つあります。

1. 標準使用期間※が10年に定められている
2. 販売開始から7年程度で部品の在庫も無くなっていく

※標準使用期間とは「安全上支障なく使用できる標準的な期間」のことです。

上記2つの理由から、エアコン購入後7年以上経過しているエアコンは修理が不可能だったり、修理できたとしても再び故障したりなどで結果的に費用が高くなることも考えられます。

古くなったエアコンは、7年を目安に買い替えも検討しましょう。

また、買い替える場合は延長保証が付けられるメーカーや量販店で購入することをおすすめします。

エアコンの不具合が発生するタイミングは、ほとんどがメーカー保証が切れた後です。

5年や10年と延長保証が付いていれば、エアコンの寿命まで安心して使い続けられるでしょう。

エアコンを久しぶりに使う場合は余裕を持って試運転を行いましょう

エアコンを久しぶりに使う場合は余裕を持って試運転を行いましょう

エアコンを久しぶりに使う際は、あらかじめ試運転を必ず行いましょう。

シーズンに入ってから故障していることを発見した場合、修理までに2週間以上かかる場合もあるからです。

試運転の時期は夏場なら5月中旬〜6月、冬場なら10月中旬〜11月を目安にしてください。

もし買い換える場合は、エアコンの寿命まで安心して使えるように延長保証の加入がおすすめです。

延長保証についてはこちらで詳しく解説しています。

事前の試運転でエアコンを万全の状態にし、快適なシーズンを迎えましょう。

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