EPISODE 12 地デジ完全ガイド:デジタル放送-2
2011年7月のアナログ放送終了まで残りわずか!地上デジタル放送導入への完全ガイドをお届けします。今回は「デジタル放送の種類-1」の続編。
この前の続きだけど、インターネットを利用してデジタル放送を受信することができるって・・・
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うん、ブロードバンド回線を利用すればアンテナを使用せずにデジタル放送を受信することができるよ。
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【イメージ図】 |
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ブロードバンド回線の代表的なものはNTTによるインターネット接続サービス「フレッツ光」の利用者向けとなる「フレッツ・テレビ」や「ひかりTV」「スカパー!光」。個別受信、パススルー方式に最も近いサービスは「フレッツ・テレビ」と「スカパー!光」になるのかな。デジタルチューナー内蔵製品がそのまま使用可能なため、操作性などに問題は生じないよ。 |
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首都圏、近畿圏などサービスを受けられる地域が限定されてしまうけどね。
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そうなの?でも、ブロードバンドに国境は存在しないよね。なのに首都圏や近畿圏などに限定されてしまうのはなぜ?
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指摘のとおり、ブロードバンドに国境は存在しないから全国のどこの場所からだって地デジ番組を受信することは可能なんだ。ただ、各放送局がデジタル放送区域外への再送信行為に難色を示したんだ。
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難色?
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放送エリアを越えた再送信は行わない方針となったんだけど、法律的にはIP放送は「放送」ではなく「通信」として取り扱って、地デジに関しては特別に放送エリアを県域限定として「放送」と見なされるんだ。
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そっか!だから近畿圏の番組を首都圏で放送できないのか!
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そういうことだね。
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デジタル放送の種類や特徴はわかったけど、そもそもデジタル放送とアナログ放送って・・・
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再確認したいってことかな?
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えへへ・・・
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まずは画質面。そもそもハイビジョンに匹敵する情報量をアナログ方式で視聴するのは非現実的なんだよ。映像情報そのものの総走査線数が同じだとしても、放送局からの映像情報となる有効走査線数がアナログとデジタルでは異なるわけ。
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そうだったね!
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コアなユーザーになるとデジタルチューナー側で走査線数を変換固定し、アナログハイビジョンテレビを用いてチューナーからの入力信号に対応させる力技に出るなんて話も聞くけど・・・
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そんなこともできるんだ・・・
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だけど、そもそもアナログハイビジョンテレビの走査線数がデジタルのそれより少ないためデジタル波によるフルハイビジョン画質と同水準を得るのは困難なんだね。
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そっか~。フルハイビジョンを余すところなく伝えられるのがデジタル放送ってことなんだね。
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精細且つ臨場感のある迫力映像をフルハイビジョンとして提供するにはアナログ情報量の6倍にも及ぶものになるんだ。そしてアナログゆえの色相ズレやゆがみ、さらにはノイズなどの補修にはデジタル信号を用いることが不可欠なんだ。
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デジタル放送で視聴するフルハイビジョン映像って圧巻だもんねぇ!
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デジタル放送ならではのデータ放送も魅力の一つだね。
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データ放送って何だっけ?
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つづく