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エアコンが故障したらどうする?
エアコンの調子が悪い時の原因と適切な対処法は?よくある故障の原因や対処方法、エアコンの寿命を伸ばす方法も解説
いざエアコンを使おうと思った際、以下のような不具合に悩んでいる人もいるでしょう。
● エアコンの風が出ない
● エアコンから水漏れしている
● 異音や異臭がする
エアコンは快適な生活を支える重要な家電ですが、故障することも少なくありません。エアコンが故障する原因を知り、適切な対策を取ることができれば、エアコンの寿命を延ばすことができます。
本記事では、エアコンの故障原因や修理費用の目安、平均寿命について解説します。さらに延長保証についても紹介しますので、エアコンを長く使いたい方はぜひ最後までご覧ください。
エアコンの故障原因はさまざまですが、特に多いケースは次の5つです。
● 電子部品の不具合
● 冷媒系統の故障
● 内部の汚れ
● ドレンホースの詰まり
● 室外機の不具合
上記の故障原因について、それぞれの特徴や症状、自分でできる対処法を見ていきましょう。
エアコンの故障原因で頻発するのは、電子部品の不具合です。通常使用における電気的な不具合が原因であることがほとんどで、漏電や初期不良によるケースも見られます。
以下のような場合は、電子部品の不具合が起きている可能性を疑いましょう。
● 電源が入らない
● リモコンが反応しない
● 風が出ない
電子部品の不具合を自分で修理することは非常に難しいです。電子部品の不具合が疑われる場合は、エアコンを購入したメーカーや修理業者に依頼することをおすすめします。
冷媒系統の故障とは、空気を冷やすためのシステムに不具合が発生している状態です。エアコンの取り付け時に接続不良が発生した場合や、配管からガス漏れしている場合に起こります。
以下の症状がある場合は、冷媒系統が故障している可能性があります。
● エアコンの風がぬるい
● エアコンから水漏れする
● 風がでない
冷媒系統はエアコンの中心となるシステムのため、必ずメーカーや修理業者に相談してください。
エアコンの内部が汚れていると、不具合が発生することがあります。以下の症状がある場合は、内部が汚れている可能性が高いです。
● エアコンから出る風が臭う
● 異音がする
● 風がでない
上記の症状があるときは、フィルターの掃除を行いましょう。掃除をする際はフィルターの汚れを掃除機で吸い取り、水洗いをしてから陰干しします。
自分で掃除を行っても不具合が解決しない場合は、エアコンの奥にある部品が汚れていたり、カビが生えていたりするケースが考えられます。自分で奥の部品を掃除するのは難しいため、メーカーサービスにクリーニングを依頼しましょう。
クリーニングをしても症状が改善しない場合は、エアコンの故障と考えられます。
ドレンホースとは、壁から外の室外機に通じている細いホースのことです。室外機の内部で発生した結露を排出する役割があります。ドレンホースが詰まると、以下のような症状が発生します。
● エアコンから水漏れする
● 異臭がする
● 部屋がジメジメする
ドレンホースの詰まりがある場合は、ドレンホース内の詰まりを掃除機で吸いだしましょう。ドレンホースの先端にガーゼを巻きつけ、巻きつけたガーゼ越しに掃除機でゴミを吸い取ります。最後にガーゼを外して水を出せば、ドレンホースの詰まりを解決できるでしょう。
詰まりを直しても不具合が解決しない場合は、他の故障原因が疑われます。メーカーサービスに相談してください。
エアコン本体だけでなく、室外機に不具合がある場合もエアコンが故障します。以下の症状がある場合は、室外機の状態も確認してください。
● エアコンの風がぬるい
● 水漏れしている
● 風が出ない
室外機の不具合はさまざまな原因が考えられるため、自分で解決することは難しいでしょう。修理や交換を検討することをおすすめします。
一般的に、エアコンの平均寿命は約10年とされています。この期間を過ぎると、内部の電子部品や冷媒系統の故障のリスクが高まります。また、故障した際に部品の供給が停止している場合もあり、修理ができない可能性もあります。
10年以上使用したエアコンが故障した場合は、修理費用が高額になることが多いため、新しいエアコンへの買い替えを検討しましょう。
一方で、10年以上エアコンを使用したい場合には、延長保証の利用が安心です。延長保証に加入すると、故障時の修理費用を大幅に抑えることができ、安心して長期間使用することが可能です。延長保証は多くのメーカーや販売店で提供されているので、新規購入時に加入してください。
延長保証についてもっと詳しく知りたい方のために、記事後半の「エアコンを長く使うには延長保証も有効」で詳しく説明しています。
以下に、エアコンの修理費用の目安を表でまとめました。これらの費用は修理業者や地域によって異なるので、自分の地域の修理費用も合わせて確認しましょう。
不具合箇所 | 修理内容 | 修理費用の目安 |
---|---|---|
電子部品の交換 | 電源基板やリモコン受信部などの交換 | ¥20,000〜¥50,000 |
冷媒系統の修理 | 冷媒ガスの充填・交換、漏れ修理 | ¥30,000〜¥80,000 |
室外機の修理 | コンプレッサーやファンモーターの交換 | ¥50,000〜¥100,000 |
ドレンホースの清掃 | 詰まりの解消、ホースの交換 | ¥10,000〜¥20,000 |
内部のクリーニング | 熱交換器やフィルターの清掃 | ¥15,000〜¥30,000 |
メーカーの保証期間内の場合は、まずメーカーに問い合わせて無料修理を受けられるかどうか確認することをお勧めします。 延長保証に加入している場合も、修理費用がカバーされることがあるので、保証内容を改めて確認しましょう。
エアコンが故障すると不便なので、できるだけ長くエアコンを使いたいですよね。エアコンをより長く使うために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
● こまめにエアコンを掃除する
● 適切な設定温度で使う
● 定期的に運転させる
上記のポイントを守るだけで、故障する確率を大幅に下げられます。
エアコンを長期的に使うには、定期的な掃除が欠かせません。フィルターや内部に汚れがたまると、内部に過剰な負荷がかかり故障の原因となります。
フィルターは月に1回ほど掃除機で汚れを吸い、水洗いすることをおすすめします。フィルターの汚れがひどい場合は、柔らかいブラシや中性洗剤を使って洗うとよいでしょう。
※水洗いが可能か取扱説明書の記載を確認してください。
また、年に一度はエアコンの内部クリーニングをメーカーサービスに依頼するのが効果的です。メーカーサービスによるクリーニングでは、内部の熱交換器や送風ファンなど、一般的な掃除では手が届かない部分を徹底的に清掃してくれます。
エアコンに過度な負担をかけず、快適な空間で過ごすために、定期的な掃除を欠かさず行いましょう。
エアコンを長持ちさせるためには、設定温度にも注意が必要です。設定温度と室内温度の差が大きいと、エアコンがフル稼働する時間が長くなることで、過剰な負荷がかかり、故障の原因になります。
冷房時の設定温度は25〜28度、暖房時は20〜22度が目安です。この温度設定を守ることで、エアコンの負荷を軽減し、電気代の節約にもつながるでしょう。
エアコンを長期間使用しないと、内部に埃が溜まります。埃が溜まったまま放置すると、冷暖房の効きが悪くなり、エアコンの設定温度を適切に保つことが難しくなります。結果としてエアコンに大きな負荷をかけることになってしまいます。
季節の変わり目など、エアコンを使用しない期間が長くなる場合は、定期的に運転させることや埃が溜まらないようにお手入れをすることが重要です。
さらに、定期的に運転させることで、異常音や異臭などの初期の不具合を早期に発見できます。不具合を早期に発見して修理することで、重大な故障を未然に防げます。
エアコンの寿命を延ばすために、エアコンが不要な時期も定期的に運転させ、お手入れをするようにしてください。
エアコンを長く使うためには、こまめな掃除や適切な温度設定、定期的な運転などの工夫が重要です。しかし、いくら気を付けて使用していても、突然の故障は避けられません。特に、エアコンの寿命を超えて使用する場合は、修理や交換が必要なケースが増えてしまいます。
そこで有効なのが延長保証です。延長保証に加入することで、通常のメーカー保証期間を超えても修理費用や交換費用をカバーしてもらえるため、予期しない出費を抑えることができます。例えば、エアコンの主要部品の故障や冷媒ガスの漏れなど、大きな修理が必要な場合でも、延長保証があれば安心です。
延長保証を利用することで、エアコンの寿命を延ばし、コストを節約することができます。エアコンを長く快適に使いたい方は、延長保証の活用をご検討ください。
エアコンの故障原因はさまざまあり、自分で対処できるものから、メーカーや修理業者に依頼が必要なものまであります。修理費用も故障原因によって大きく異なります。
エアコンを長く使うには、掃除などの適切なメンテナンスが欠かせません。突然の故障にも備える必要があります。
エアコンを長く使う方法として、延長保証の導入も非常におすすめです。延長保証を活用することで、メーカー保証よりも長期にわたって手厚い保証を受けられます。
延長保証について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。延長保証も活用して、快適にエアコンを使いましょう。