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給湯器の選び方に悩んでいませんか?
給湯器の種類や選ぶポイント、設置タイプや号数の確認方法、ランニングコストや延長保証の重要性まで解説します。
給湯器にはたくさん種類があり、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。給湯器選びに悩む人に向けて、この記事では以下の内容を解説します。
● 主な給湯器の種類
● 給湯器を選ぶ5ステップ
● より良い給湯器を選ぶ3つのポイント
この記事の内容を参考にすれば、自分に合った給湯器を簡単に選べるようになります。給湯器の購入を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
給湯器にはさまざまな種類がありますが、主に以下の3つが一般的です。
● ガス給湯器
● ヒートポンプ給湯器
● ハイブリッド給湯器
それぞれの特徴と仕組みを理解して、自分に合った給湯器を選びましょう。
ガス給湯器は、都市ガスやプロパンガスを使用してお湯を作る給湯器です。水が配管を通過するときに温められるため、無駄なエネルギーを使わず必要な量の水だけを加熱できます。
一般的に設置費用が安く、コンパクトなサイズが多いため、スペースを取らない点が魅力です。
最近では、より省エネに優れたエコジョーズやエコフィールという給湯器も一般的です。これらの給湯器は、排熱を利用することで、従来のタイプよりも効率的にお湯を作ります。省エネを考えたい方は、エコジョーズやエコフィールをご検討ください。
ヒートポンプ給湯器は「エコキュート」とも呼ばれ、空気中の熱を利用してお湯を作ります。
工場などから再利用した二酸化炭素を冷媒として活用しており、外気温が低くても、二酸化炭素の温度をさらに下げることで、外気の熱を吸収することが可能です。
水を低いところから高いところまで汲み上げるのが、低い温度の外気を高い温度まで上昇させるのと似ているため「熱のポンプ=ヒートポンプ」と呼ばれています。
環境に優しい給湯器が欲しい方は、ヒートポンプ給湯器を選ぶと良いでしょう。
ハイブリッド給湯器は、ガスと電気の良いところを組み合わせたような給湯器です。
お湯を使う場所に合わせて、ガスと電気、または両方のエネルギー源を活用します。例えば、お風呂のお湯張りとキッチン周りのお湯を同時に使用する際は、ガスの加熱器具と電気の加熱器具が同時に動きます。
もちろん、ガスだけ、電気だけで動かすことも可能なため、エネルギーを効率的に使えます。
効率的にお湯を供給できるため、ハイブリッド給湯器の使用はランニングコストを抑えられるでしょう。設置費用は高いことが多いですが、長期的なコストパフォーマンスを考えたい場合はハイブリッド給湯器がおすすめです。
給湯器は値段や性能だけで選ばず、以下の5つのステップを踏むことで、自宅にあった給湯器を選ぶことができるでしょう。
1. 給湯器の設置タイプを確認する
2. 給湯器の号数を確認する
3. 追い焚きできるタイプかを確認する
4. エコジョーズにするか決める
5. 具体的な給湯器を選ぶ
上記の5ステップを活用して、スムーズに給湯器を選びましょう。
最初に、自宅にあった設置タイプを確認しましょう。給湯器には主に以下の設置タイプがあります。
● 壁掛けタイプ
● 床置きタイプ
● 据え置きタイプ
それぞれの設置タイプによって設置スペースや施工方法が異なるため、自宅の条件に合ったものを選ぶことが重要です。戸建ての場合は、状況に応じて設置タイプの変更も可能ですが、マンションの場合は現在のタイプと同じものへの変更が基本です。
合わせて、設置場所やスペースも事前に確認することで、給湯器をスムーズに設置できるでしょう。
給湯器の号数とは、水温に25℃を加えたお湯を1分間にどのくらいの量(L)出せるかを表す数値で、給湯器の能力を示すものです。
給湯器の号数には「16号」「20号」「24号」の3種類があり、基本的な選び方は以下のとおりです。
● 単身世帯の場合は16号
● 2人家族の場合は20号
● 4人以上の場合は24号
家族の人数や使用状況に応じて号数を選択してください。例えば、2人家族でもお風呂とキッチンで同時にお湯を使うことが多い場合は24号の方が快適に生活できます。
給湯器の号数を選ぶ際には、数年以内の家族構成の変化も考慮しておくと良いでしょう。
給湯器には、大きく追い焚きができるものとできないものの2種類があります。その中でも、追い焚きできるものには「ふろ給湯器」と「給湯暖房熱源機」の2種類があり、追い焚きできないタイプは「給湯専用タイプ」と「高温水供給型」に分かれているのが一般的です。
「ふろ給湯器」は自動でお風呂のお湯を張り、蛇口からお湯を出すことが可能です。「給湯暖房熱源機」はふろ給湯器の機能に加えて、床暖房や浴室乾燥の機能が使えます。
「給湯専用タイプ」は蛇口からお湯を出すことしかできません。蛇口から手動でお風呂のお湯を張ります。「高温水供給型」は、約80度の高温水を浴槽に供給させて浴槽にあるお湯を温めるタイプです。
基本的に、現在のタイプと異なるものに変更することはできません。現在の給湯器の機能を把握した上で、必要な機能が備わったものを選ぶことが重要です。
エコジョーズとは、従来型のガス給湯器に比べて、排熱を再利用して効率よくお湯を作る省エネ給湯器です。従来のタイプと比較して、ガスの使用量を約13%減らせるといわれています。
毎月のガス料金が高くて悩んでいる人やお風呂のお湯を毎日ためる人など、ガスの使用量が多い場合はエコジョーズを選ぶと良いでしょう。長期的なランニングコストを抑えたい人には、エコジョーズがおすすめです。
エコジョーズは二酸化炭素の排出量も少なく、地球温暖化の防止にもつながります。環境に優しい給湯器を選びたい人はエコジョーズをご検討ください。
最後に、これまでの4つのステップを踏まえて適切な給湯器のモデルを選びましょう。メーカーや型番、機能などを比較し、設置場所や予算に合ったものを選ぶことが重要です。実際の使用感や口コミも参考にしてください。
給湯器を購入する前は、メーカーや家電量販店、ネットショップ等で相見積もりをすることもおすすめです。
給湯器は決して安い買い物ではありません。安心して長く使える給湯器を選びたいですよね。より良い給湯器を選ぶために、以下の3つのポイントを意識してください。
● ランニングコスト
● 施工業者の確認
● 延長保証の有無
上記のポイントに注目して、自分に合った給湯器を選びましょう
給湯器を選ぶ際は、初期費用だけでなくランニングコストも考慮する必要があります。ガス代や電気代、修理費・メンテナンス代も含めて、総合的なコストパフォーマンスを考えることが重要です。
使用する期間を考えて、初期費用とランニングコストの合計が安くなる給湯器を選びましょう。お湯の使用量や使用頻度に合った給湯器を選ぶことで、月々の光熱費を抑えられます。
給湯器の初期費用には、本体の価格と設置費用が含まれます。設置費用は施工業者によって大きく変わるため、複数の業者で相見積もりを取りましょう。
施工業者を選ぶ際は、工事実績や口コミも参考にしてください。設置作業だけでなく、アフターサービスや定期的なメンテナンスも対応してくれるかを合わせて確認しましょう。費用や実績のバランスが良い業者を選ぶことで、安心して給湯器の設置を任せられます。
給湯器を安心して長く使うためには保証が重要です。一般的なメーカー保証では、数年以上の保証はありません。より安心して長く給湯器を使用するには、延長保証がある製品を選ぶことをおすすめします。
延長保証とは、メーカー保証の終了後の一定期間に発生した自然故障に対し、延長修理保証規約に基づき無償で修理を行うサービスです。
給湯器を長く使うと、どうしても不具合や故障が発生しやすくなりますが、延長保証を活用することで、突発的な故障にもスムーズに対応可能です。
テックマークジャパンの延長保証では、部品代や出張費を含めた修理代金を保証しており、給湯器を長く安心して使えること間違いありません。
メーカー保証が過ぎた後の修理費用が心配な方は、ぜひ延長保証がある給湯器をご検討ください。
本記事では、給湯器の選び方を詳しく解説しました。給湯器を選ぶ際は、現在の給湯器のタイプや設置場所を確認した後に、具体的な給湯器を選びましょう。
より良い給湯器を選ぶには、初期費用だけでなく、ランニングコストを考慮することも重要です。施工業者もしっかり吟味することで、スムーズな設置が可能になります。
より長く、安心して給湯器を使いたい方は、延長保証がある給湯器を選びましょう。延長保証を活用することで、メーカー保証が過ぎた後にかかる修理費用を保証してくれます。延長保証についてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。