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夏の電気代に悩んでいませんか?
エアコンや冷蔵庫、照明の節電対策を中心に、少しの工夫で電気代を大幅に節約できる方法を紹介します。
猛暑日が続く夏は、電気の使用量が特に増える季節です。高騰する電気代に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
夏の電気代を抑えるには、電気を多く使う家電を攻略することが重要です。この記事では、夏に電気を多く使う家電や、自宅でできる節電対策を紹介します。
この記事の内容を活用することで、暑さを無理やり我慢することなく、快適に節電できるようになるでしょう。
夏の電気代を節約したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
経済産業省の資源エネルギー庁によると、家庭における電気の使用割合が多いのは以下のとおりです。
● エアコン
● 冷蔵庫
● 照明
地域や時間帯によっても電気の使用割合は変わりますが、上記の3つの家電を対策することで、効率的に節電が可能です。
また、家庭の電気使用量は18時ごろの夕方から夜にかけてピークがやってきます。夕方以降は太陽光発電の出力が減少するため、電力供給が厳しくなる時間帯でもあります。
帰宅後の過ごし方を工夫して、効果的な節電を行いましょう。
電気の使用量が多い家電の節電対策をすることで、効率的に節電が可能です。ここからは、夏の電気使用量が多い「エアコン」「冷蔵庫」「照明」の節電対策を紹介します。
記事の内容を順番に試すだけで、大幅な節電ができるでしょう。
夏に使用量が急増するエアコンの節電対策を紹介します。エアコンの電気代を気にして暑さを我慢するのは健康に良くありません。
以下の5つの対策を活用すれば、暑さを我慢することなく節電が可能です。
● 扇風機やサーキュレーターを併用する
● エアコンのフィルターを掃除する
● 遮光カーテンやグリーンカーテンを使用する
● 凍らせたペットボトルを活用する
● 新しいエアコンを導入する
上記の方法を使って、暑い季節も節電しながら快適に過ごしましょう。
風が当たると人の体感温度が2℃下がると言われています。
扇風機やサーキュレーターで風を起こすことでエアコンの設定温度を上げることができ、電力消費を抑えられます。
扇風機やサーキュレーターを使うときは、空気を循環させるように設置するとさらに効果的です。エアコンの風が届く位置に、エアコンと向かい合うように扇風機やサーキュレーターを置きます。この際、扇風機やサーキュレーターの首は上に向けましょう。
この置き方を実施することで、冷たい空気が上に、温かい空気が下に移動して空気が循環します。
扇風機やサーキュレーターを活用して部屋の冷却効率をアップさせましょう。
エアコンのフィルターが詰まっていると、エアコンの効きが悪くなり無駄な電力を消費してしまいます。
2週間に1回ほどフィルターを掃除することで、エアコンの効率が維持できるため節電につながります。
フィルターを掃除するときは、掃除機で汚れを吸い、水洗いが可能なフィルターであれば、優しく水洗いをしましょう。汚れがひどい場合は、柔らかいブラシや中性洗剤を希釈して活用することをおすすめします。フィルターの水洗い可否は取扱説明書を確認してください。
定期的なフィルター掃除で、エアコンの消費電力を抑えましょう。
直射日光を抑えることで、部屋の温度を下げることができます。
太陽の光による熱は電磁波によって物体を直接温めます。そのため、日光が直接当たった箇所は表面温度が60℃以上になることも。
遮光カーテンやグリーンカーテンを使って直射日光を防ぐだけで、部屋の温度を大幅に下げられるでしょう。
遮光カーテンを使うと、部屋の涼しい空気を外に逃がさないようにする効果もあります。グリーンカーテンは植物の葉の蒸散作用で周囲の温度を下げるメリットがあるのです。
夏の日差しを抑えて、エアコンの使用量を大幅に減らしましょう。
ジメジメして寝苦しい夜には、凍らせたペットボトルを使って暑さ対策をしましょう。1~2Lサイズのペットボトルに水を入れて凍らせたもので簡単に除湿ができます。
凍らせたペットボトルは、置いておくだけで部屋の湿気を除去してくれます。除湿の際にペットボトルに結露が発生するため、タオルを巻いたりボウルの中に入れるなどの工夫をしてください。
扇風機やサーキュレーターの前に凍らせたペットボトルを置くと、空気が冷えてさらに涼しくなりエアコンの使用量を削減できます。部屋の広さによってペットボトルの大きさや本数を調整しましょう。
水を凍らせると膨張するため、ペットボトルを凍らせる際は水をギリギリまで入れてはいけません。また、必ず冷凍可能なペットボトルを使用してください。
身近な道具だけでも、エアコンの使用量を簡単に節約できます。
古い家電は消費電力が多いため、新しいエアコンを導入するだけで節電できるケースが多々あります。
エアコンの買い替えは初期費用がかかりますが、性能が高く消費電力が抑えられるため、長期的なコストを抑えられるでしょう。
エアコンの寿命はおおよそ10年と言われているため、10年以上使っているエアコンは買い替えることをおすすめします。
新しいエアコンを購入する際は、保証が充実している製品を選んでください。
特に、延長保証を導入しているエアコンなら、より長く安心して使用できます。実際に、メーカー保証が過ぎた後に冷風が出なくなったエアコンの修理費が保証されたケースもあります。
より性能が高く、節電ができるエアコンに買い替えて、涼しく夏を過ごしましょう。
冷蔵庫は24時間ずっと稼働しているため、消費電力が増えやすいです。以下の3つの方法を活用して、冷蔵庫の電気使用量を節約しましょう。
● 設定を「強」から「中」にする
● ビニールカーテンを設置する
● 入れる食べ物の量を調整する
少しの工夫で、生活の満足度を下げずに節電ができます。
冷蔵庫の設定温度が「強」だと、消費電力が多くなってしまいます。設定温度を「中」にするだけで節電が可能です。また、本来は「強」で設定する必要はありません。引越し作業などで食品の出し入れに時間がかかって冷蔵庫内の温度が上がり切ってしまった場合に「強」を活用しましょう。冷蔵庫内の温度が下がれば、「中」に切り替えて使用することがセオリーです。
冷蔵庫の設定温度を上げる際は、食品の傷みに注意してください。冷蔵庫の適切な温度は2~5℃と言われています。これよりも高い温度にならないように、適宜設定を見直しましょう。
冷蔵庫の温度を上げないためには、熱い食材をきちんと冷まして入れたり、冷蔵庫を開け閉めする回数を減らしたりするのが効果的です。
ビニールカーテンを設置すれば、冷蔵庫を開けたときに逃げる冷気を減らすことができます。これにより、冷蔵庫を冷やす電力が節約できるでしょう。
冷蔵庫のビニールカーテンは100円ショップやインターネットでも販売されており、手軽に手に入ります。粘着テープや吸盤で貼り付けるだけで設置できるので、誰でも簡単に使えるのも大きな魅力です。
ビニールカーテンの設置に加え、冷蔵庫を開ける時間を短くすることで、さらに節電が可能です。
冷蔵庫に食べ物を詰めすぎないようにすると、冷蔵庫内の空気の循環が良くなり節電になります。食べ物を入れるときは、適度にすき間を残してください。
一方で、冷凍庫にはものをたくさん詰めるようにしましょう。冷凍された食べ物などが保冷材の役割をするため、ものが多い方が冷凍庫内の温度が安定します。
冷蔵庫の中身を整理して、少ない消費電力で食べ物を冷やしましょう。
照明も消費電力が多い家電のため、節電対策をきちんと行いましょう。ここからは、誰でも簡単にできる照明の節電方法を2つ紹介します。
● 使わない部屋の電気を消す
● 明るさを調整できる照明を導入する
上記の工夫だけで、大きな節約効果が期待できます。
人がいない部屋の電気はこまめに消しましょう。部屋を出る際に必ず電気を消す習慣をつけるだけで、大きな節電効果が期待できます。
家族の人数が多い場合は、なるべく少ない部屋数で過ごすことも効果的です。消費電力が特に増える夕方の時間帯は家族みんなでリビングで過ごすなど、点ける照明の数を減らす工夫をしましょう。
照明の消し忘れが多い場合は、タイマー付きの照明の導入もおすすめです。
必要な明るさに応じて明度を調整できる照明を使うと、消費電力を抑えることができます。
細かい作業をするときなどは明るさを上げ、寝る直前や昼間は明るさを下げることで、生活の質を下げずに節電が可能です。
照明を買い替えるときは、消費電力が少ないタイプの製品を導入することも効果的です。
一般的に、LEDランプは白熱電球の約20%しか電力を消費しないため、節電効果が抜群。新しい照明の導入には費用がかかりますが、月々の電気料金が下げられるため、ランニングコストが低くなります。
自分たちのライフスタイルに合った照明器具を選び、賢く節電をしましょう
夏の節電対策には、電気の使用量が多い家電を攻略することが重要です。
エアコンは最も電気使用量が多い家電です。扇風機・サーキュレーターの併用や凍らせたペットボトルの活用などで使用量を減らせるでしょう。
冷蔵庫は24時間ずっと稼働しており、運転強度の変更などで効果的な節電が期待できます。
こまめに照明を消したり明るさを調整できる照明を導入したりして、さらに電気代を節約しましょう。
節電のために家電を買い替えるときは、少しでも安心して長く使える製品を選ぶことをおすすめします。延長保証が付帯された製品なら、メーカーの保証期間が過ぎた後でも修理費用などが保証されます。
延長保証についてもっと知りたい人はこちらをご覧ください。
暑さを我慢することなく、夏を賢く乗り切りましょう。