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テレビが突然故障!損をしない対処法は?
テレビが故障した時に、修理すべきか、買い替えるべきか悩んだことはありませんか?出費を最大限に抑える対処方法を解説します。
テレビが突然故障してしまい、次のような悩みを抱えている方もいるでしょう。
● 自分で直す方法が知りたい
● 修理を依頼した場合の費用が知りたい
● 修理と買い替えのどちらが良いのか知りたい
そのような方に向けて、テレビが故障した場合に自分で対処できる方法や修理費用、買い替えて損をしないタイミングについて詳しくまとめました。
テレビの故障や出費を減らすコツも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
テレビの不具合でよく見られる症状として、以下の5つが挙げられます。
● 電源が入らない
● 画面が乱れている
● 画面が点滅している
● 画面に線が入っている
● 音は出ているが画面が映らない
まずは、それぞれの症状に対してご自身で対処できる方法を解説します。
テレビの電源が入らない場合、「テレビ本体が原因」の場合と「リモコンが原因」のケースが考えられます。
次の項目をチェックしてみましょう。
● テレビのコンセントが抜けていないか
● リモコンの電池が正しい向きで入っているか
● テレビのリモコン受光部が物などで隠れていないか
テレビに映っている画面が乱れている場合、テレビが正しく信号を受信していない可能性があります。
まずはアンテナケーブルを抜き差しして、正常に映るか確認しましょう。
アンテナケーブルを触ったときに映像が映ったり消えたりする場合は、アンテナケーブルが断線している可能性があります。新しいアンテナケーブルに交換してみましょう。
また、チャンネルの受信設定が変わっている可能性もあるため、テレビチャンネルの再設定(再スキャン)を行ってください。
画面が乱れる症状はテレビの寿命が近いときに発生しやすいため、改善されない場合は修理と買い替えの両方を視野に入れましょう。
テレビを視聴中に画面が一瞬チラついたり、チカチカと点滅が続いたりする症状も寿命が近いサインです。
まずは、以下の方法を試してみましょう。
● テレビのリセット
● コンセントの抜き差し
● B‐CASカードの抜き差し
これらの方法で症状が改善されない場合は、メーカーに相談のうえ、修理と買い替えの両方を検討しましょう。
テレビの画面に縦線や横線が入っている場合、接触不良などが原因の可能性があります。
以下の方法を試してみましょう。
● テレビをリセットする
● テレビ背面のホコリを掃除する
● テレビに接続されているケーブルを抜き差しする
これらの方法を試しても改善されない場合、メーカーに相談しましょう
テレビの音が出ているにもかかわらず画面が映らない場合、次の方法を試してみましょう。
● テレビの再起動
● B-CASカードの抜き差し
● 配線に問題がないか確認
● テレビに接続されているケーブルの抜き差し
また、音が出ていて画面が映らない要因として、受信レベルが低下している可能性もあります。特に悪天候の際には、テレビの受信レベルが一時的に低下することもあるため、天候の回復を待ってみてください。
ご自身で対処してもテレビの故障が改善されなかった場合は、テレビの保証期間を確認してください。保証期間内であれば、メーカーやテレビを購入した販売店、保証会社に修理を依頼しましょう。依頼する際には、保証書や保証規約などに記載されている案内に従ってください。
保証が切れていた場合、以下の業者に修理を依頼することになります。
● メーカーサービスに依頼する
● 購入した販売店に依頼する
● 家電専門の修理業者に依頼する
それぞれの特徴やデメリットなどを把握して、ご自身に最適な依頼先を見つけてください。
保証期間が切れていても、有償でメーカーサービスに修理を依頼することが可能です。メーカーサービスは、そのメーカーの製品におけるプロフェッショナルなので、安心して修理を任せることができます。
テレビを購入した販売店であれば、メーカーサービスへの修理依頼など使用者に代わって対応してくれます。
すぐに修理をしてほしいという方は、お近くにある家電の修理業者に依頼するのもおすすめです。地域密着型で活動している修理専門業者なら、即日対応してくれるところもあります。
出張費用を安く抑え、迅速な対応をすることで、メーカーや家電量販店と差別化を図っている業者も多くみられます。
ただし、修理内容によっては部品の調達などで時間を要する場合もあるので注意が必要です。
テレビの修理を依頼した場合の費用相場は、メーカーやテレビのサイズによっても大きく異なります。
参考として大手メーカーに修理を依頼した場合の修理費用を、19〜70型までのTVサイズでまとめました。
症状 | 修理相場 (19型〜70型) |
---|---|
音声が出ない | 1万5千円〜7万円 |
電源が入らない | 1万6千円〜7万円 |
リモコンがきかない | 1万6千円〜3万円 |
映像が映らない・乱れる | 2万円〜20万円 |
表からもわかるように、故障のなかでも「映像が映らない・乱れる」といった映像不良は修理費用が高額です。
テレビの使用歴を考えたときに寿命が近い場合は、買い替えたほうがオトクになるケースもあるでしょう。
テレビの寿命は種類や使用している(電源を入れている)時間によっても大きく異なります。
液晶の種類 | 寿命までの平均時間 | 寿命年数 |
---|---|---|
液晶テレビ | 約6万時間 | 約7年 |
有機ELテレビ | 約3万時間 | 約3〜4年 |
プラズマテレビ | 約10万時間 | 約11年 |
※記載の寿命年数は目安です。
寿命年数が近い場合は修理をしても再発したり、別の不具合が発生したりする可能性が高いので買い替えがおすすめです。
またテレビの修理部品を保管する義務は、最大8年までと定められています。古いテレビの故障は修理部品が不足し、修理できない可能性も高いため買い替えを検討したほうが良いでしょう。
なお内閣府の「消費動向調査」によると、カラーテレビの平均使用年数は約10年となっており、買い替えの理由は約7割が故障です。
ほとんどの人がテレビの寿命が過ぎたタイミングで故障し、修理部品が無かったり修理費用が高かったりしたことで買い替えたということです。
故障したテレビを処分する際は「家電リサイクル法」で定められた処分費用を払わなければなりません。自分で処分するにしても、新しくテレビを購入する店舗に引き取ってもらうにしても必要な費用です。
家電リサイクル法で定められた処分費用は、1,320円〜2,970円とサイズやメーカーによって異なり、自宅で引き取ってもらう場合には、別途「収集運搬料金」も必要になります。
せっかくテレビを新しく買い替えても、すぐに故障するのを避けたい人も多いでしょう。できる限りテレビの故障を減らし、安心して長く愛用するコツを4つ紹介します。
● 定期的に掃除をする
● 窓際の設置は避ける
● つけっぱなしにしない
● 延長保証に加入しておく
それぞれ詳しく見ていきましょう。
テレビにとってホコリは故障の原因になるので、定期的に掃除をしてホコリの無い状態を保ちましょう。
テレビの背面には配線を接続するための穴、内部の熱を逃がすための穴が複数あります。掃除を怠ってホコリが溜まってしまうと、接続部分が悪くなって映像に不具合が起きたり、排熱できずにテレビの温度が上昇して故障したりする原因になります。
窓側の設置は避けて太陽の光が当たりにくい場所に設置するのがおすすめです。直射日光が当たり続けるとテレビの温度が上昇し、基板の故障にもつながります。
また、窓際は冬になるとテレビが結露してしまい、これもまた基板の故障の原因となります。可能な限り、高温多湿にならない場所に設置しましょう。
テレビの寿命を延ばしたいのであれば、寝るときはテレビを消す、タイマー設定を使うなど電源をつけっぱなしにしないことが大切です。
テレビは電源の付いている時間が長くなればなるほど、寿命は短くなっていきます。
電源をつけっぱなしにするのは寿命を短くするだけでなく、電気代もかかるのでデメリットしかありません。テレビを観ていないときは電源を切るようにしましょう。
適切な状態でテレビを使用していたとしても、長く愛用していると突然故障は避けられません。テレビのサイズが大きいほど修理費用も高くなるので、保証期間は長いほうが安心です。
しかし、テレビのメーカー保証は1年しか付いていません(部位によっては2年、3年の場合あり)。メーカー保証終了後に故障が発生すると有償修理になるので、延長保証に加入しておくのがおすすめです。
テレビの故障は適切な取り扱いと定期的なメンテナンスで減らすことは可能ですが、経年劣化による故障は避けられません。
8年以上使っているテレビが故障した場合、修理できない故障が再発する可能性も高くなるため買い替えを視野にいれましょう。
また、買い替えする際は延長保証の加入もおすすめします
とくに大型テレビは修理が高額になりやすいため、故障時の想定外の出費で「延長保証に入っておけばよかった」と後悔する人は多いです。
テレビの購入後10年で買い替えるケースが多いので、メーカー保証含めて10年の延長保証が付いていれば安心でしょう。
10年後まで保証が付いてくるサービスについて、詳しくは「こちらのページ」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。