EPISODE 13 地デジ完全ガイド:デジタル放送-3
2011年7月のアナログ放送終了まで残りわずか!地上デジタル放送導入への完全ガイドをお届けします。今回のエピソードは「デジタル放送の種類-1」、「デジタル放送の種類-2」の続編となる「デジタル放送の種類-3」です。
この前の続きだけど、データ放送って何だっけ?
映画やドラマなどを途中から視聴した際、あらすじやそれまでのストーリー展開などを文字や図を提供してくれる放送サービスのことだよ。
【イメージ図】青い部分にあらすじなどが出てくるよ!
テレビリモコンなどから簡単操作で自由自在に表示させることができるぞ。
そんなことができるんだ!
さらに使い勝手という観点からは大きな恩恵を受けることになると思うのが電子番組表であるEPG機能かな。
EPG機能って新聞のテレビ番組欄みたいなのでしょ?
そうだね。テレビ画面上で番組の録画予約などができるようになるから本当に便利だよ。このサービスはデジタルチューナーに標準装備されているものだから、みんなにもぜひ活用してもらいたいなぁ。
うんうん。
ここまでで何か気になることとかあるかな?
そうだなぁ、アンテナについて気になることがあるんだけどね・・・。地デジ対策でテレビなどと一緒にアンテナを購入している場合は別として、そもそもUHFチャンネルを受信していた人たちはアンテナを新たに購入する必要ってないんでしょ?
もちろん! ただし注意したい点がいくつかあるから説明しておくよ。UHFアンテナは全てが同一のものではないんだ。カバーするチャンネルによって全帯域用とLM帯域用(13-44チャンネル)、さらにはMH帯地域用(31~62チャンネル)の3種類が存在するぞ。
そうなんだ!
地上デジタル波が主に使用している帯域はLM帯域だよ。全域をカバーするアンテナなら安心だけどMH帯域用では全てを受信できないんだ。もし地デジ送信所が変更されていたりする場合にはアンテナの方向調整も必要になると思うよ。
なるほどねぇ。
それから既に据えられているUHFアンテナを使用する場合、目安としてだけど10年以上経過しているならば新しいものに交換しておいた方が間違いないよ。その際の豆知識を1つ!
おっ!なになに?
そこまで経過している場合には必ず電波伝送ケーブルを確認してね!ケーブルに表示されている文字に注目してほしいんだけど、「4C」表示が確認できれば問題ないよ。
ふむふむ
仮にケーブルを長く引き回す場合(目安として1階から2階、あるいは同じ階の敷地で端から端)には5Cがおすすめだよ。間違っても据えてはいけないケーブルは外来ノイズに対して無防備なフィーダー線なんだ。ノイズに負けて大変なことになるから絶対に使用しないでね!
これは重要なことだね!了解です。
つづく