TECH君の専門用語辞典
あ行
IEC
国際電気標準会議(International Electrotechnical Commissionの略。)
電気工学、電子工学及び関連した技術を扱う国際的な標準化団体である。
ISO
国際標準化機構(International Organization for Standardizationの略。)
電気分野を除く工業分野の国際的な標準である国際規格を策定するための民間の非政府組織。
AVCHD
Advanced Video Codec High Definitionの略。 高精細なハイビジョン映像を撮影・録画する家庭用向けデジタルビデオカメラの規格。元々はブルーレイディスクの規格であったフォーマットを応用して、デジタル放送のMPEG-2に対し、約1/2のビットレート(情報量)でほぼ同水準画質が得られるMPEG-4での圧縮を行なう。これによって25Gbのブルーレイディスクにハイビジョンのまま最長17時間以上の録画が可能となった。この技術をDVDにも応用したものがAVCHDである。
HDMI
High Definition Multimedia Interfaceの略。音声、映像、制御系統を完全デジタル信号として1本のケーブルで転送可能とする規格。
x.v.color
人間の目で識別できる自然界に存在のほぼ全ての色を再現可能とする規格。 つまり、国際規格で決定されている色の再現性能をクリアしていれば本規格ロゴ表示が承認される。しかしながらテレビ側だけで本規格に対応していても意味がなく録画・再生機器やケーブル類、さらにはテレビ放送側にもその対応が必須となっている。(デジタル放送であれば放送局側のカメラがほぼ本規格に対応しているものとされている。)
さ行
走査線
テレビやディスプレイの画面を表示するときに、水平方向に描かれる1本の線のこと。複数本の走査線によって1つの画面になる。現行のテレビ放送(NTSC方式)では、525本の走査線によって画面が表示されるが、ハイビジョン放送では、走査線の数は1125本と約2倍になっている。この走査線が1行の表示を完了後、次の行に移るタイミングを知らせる信号周波数で1秒間に描画できる走査線の数を水平走査周波数といい、ディスプレイの画面描画の速度を表す。単位はHzが使われる。この水平走査周波数が60Hz以下ではちらついた画面になり、70Hz以上であれば見やすい画面であるといわれている。
た行
タイヤコーティング
タイヤのサイドウォール(側面)を樹脂や薬品等で処理することによって、タイヤ表面を薄い皮膜で覆い、タイヤ素材を保護すること。また、その皮膜自身を指す。
※非常に滑るため、タイヤの接地面での塗布は厳禁です!
タイヤローテーション
タイヤの取付位置や使用部位を入れ替える(前後左右など)ことで、タイヤの摩耗を均一にし、長持ちさせる効果がある。ただし駆動方式やタイヤの種類等によって取付方法が異なるので、作業時には十分な確認が必要である。
Deep Color
HDMI規格端子にて転送可能な色数を増加させたもの。事実上は再生機器側において24bit以上の色数を用い、より鮮明な映像を作り出すための処理技術。従って、ブルーレイディスクなどであれば「Deep Colorは必要ない」と主張する声もある。
は行
bit
コンピューターが演算処理(あるいは信号処理)する最小単位をいう。1bitでON/OFFの2通りを処理することが可能であり、ONであれば1を表しOFFであれば0を表す。これが2bitとなれば00・01・10・11と4通りが可能となる。通信回線で用いられる場合は、1bps(BitsPerSecondの略)で1秒間に1bitのデータ量を転送することと表す。
フルセグ
国内の地上デジタル放送方式では、1つの周波領域が、13のセグメントに分かれており、これをいくつか束ね、データや音声、映像を送っている。このセグメントの13個のうち12個用いて流される放送を、フルセグと呼んでいる。 ※ハイビジョン以外の放送では、このセグメントが、4つで放送可能なので1周波数で同時に3種類の放送が可能。
ま行
MPEG
Moving Picture Experts Groupの略。ISOが設立した動画圧縮方法を研究開発する専門家グループを指す。日本からも通信業者などが属している。映像内の動く部位だけを検出して圧縮保存するといった方法論を打ち出し、その技術は常に開発進行中のものである。
・MPEG 1: CD-ROMにVHSテープの画質と音響を圧縮保存することが可能。
・MPEG 2: デジタルテレビ、DVDなどは高画質・高音響をそれ相応の伝送速度で処理する必要性があるが、以前のMPEG 1技術ではハードルが高かったため大幅に改善された規格。
この技術はDVD、マルチメディアサービス、衛星・有線放送などの放送サービスや映画広告などで広く使われている。
・MPEG 4: マルチメディア通信を前提とした圧縮技術。ちなみにMPEG 3は開発途中でMPEG 2に吸収されているため存在しない。
わ行
ワンセグ
国内の地上デジタル放送方式では、1つの周波領域が、13セグメントに分かれている。13のセグメントの内の1(ワン)セグメントを利用するデジタル放送のこと。ただ、1セグメントでデータ、音声や映像を処理してるので、フルセグに比べ解像度が低く、動画もカクカクとした動きになるので大画面には不適切。電波の受信が容易に出来ているので、移動しながらの受信に強く、携帯電話や自動車のナビゲーションなど比較的小画面の商品に適している。