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EPISODE 41 【故障予防策】ガス給湯器-2

早くガス給湯器の凍結予防策を教えて。

まず、対策方法のひとつ目として挙げられるのは凍結予防ヒータと自動ポンプ運転を活用する方法だぞ。

ふむふむ。

ガス給湯器は、外気温が下がると自動的に給湯器内部の給湯側水路を保温するためのヒータと、お風呂側水路にあるポンプを起動してくれるんだよ。
これによって、凍結防止を図るわけだね。

へー、そうなんだ。何か注意点とかあるの?

電源プラグを抜いてしまうとヒータもポンプも起動できなくなるから、決してコンセントから電源プラグを抜かないようにしよう。

なるほど〜。

それから、給湯器が外気温度を感知して自動的にポンプを起動させるため、浴槽に湯が張られていないとポンプ自体を故障させてしまうから気をつけてね!

うわっ、要注意だね!

浴槽の残り湯が循環金具よりも5cm以上あれば安心だよ。


なるほど。

対策方法ふたつ目として、給水給湯配管や各バルブ類の凍結防止が挙げられるぞ。
ひとつ目の自動ポンプ運転と併用になるから、電源プラグを抜かずに浴槽は残り湯を循環金具から5cm以上にしよう。

ふむふむ。

 次に、給湯器リモコンの運転スイッチを切ってから混合水栓の蛇口を開放してね。このとき、蛇口から出ている水量の調整がかなりシビアになるんだね。

難しいことはできないぞ!

大丈夫だよ。蛇口から出ている水を真正面から見て、その幅が約5mm程度になっていることが適切な水の量の目安になるかなぁ。

え?それって浴槽から水か溢れてしまうんじゃない?

その可能性はあるんだけど、給湯器リモコンの運転スイッチを切っているから、永遠に水が出てくるわけではないよ。
この対策は、旅行などで一週間近く給湯器を使わないときに有効なんだよねぇ。

なるほど!まさに豆知識だね!
要は、真冬の時期に一週間近く給湯器を使わないわけだから給水給湯配管に残っている水を完全に抜いてしまうということでしょ?

大正解!!

そして、最後の対策方法だけど、給湯器本体に残っている水を抜く作業になるのね。給湯器側とお風呂側で作業が必要になるんだけど、この作業は取扱説明書をしっかり読んで行なうことをお勧めするよ!

あ、そうなんだ!

作業工程が長いことと、開放する元栓の位置や閉栓する元栓の位置などが口頭では伝わり切らないと思うのね。

なるほど!しっかり熟読する必要があるわけね!

取扱説明書に記載されている内容を読みながら行なえば決して難しくないから大丈夫だよ

うん!ありがとう!
最初に説明してくれた冷水サンドイッチ現象を緩和してくれる給湯器も気になるし、凍結防止対策をしっかりして、暖かくなったら販売店に足を運んでみようかな。

おっ!いいねぇ。

あっ!ところで、美味しいサンドイッチ屋さんを教えてくれるんだよね〜?

しっかり覚えていたか・・・

当たり前じゃない!

分かったよ、すぐ近くだから行ってみるかい?

いいね!行こう行こう♪

おわり

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