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メガネが故障してお困りですか?
メガネの主な故障原因や修理方法、費用について詳しく解説します。フレームやレンズ、丁番などの破損時の対処法を知り、メガネを長持ちさせるためのポイントも紹介。
日頃使用するメガネが故障してしまうと、不便に感じる人は多いでしょう。早く直さなくてはと焦ってしまい、自分で間違った対処をしてしまうとさらに別の故障へと繋がるため注意が必要です。
この記事では、メガネの故障で困っている人に向けて次の内容を解説しています
● メガネの故障の種類と故障原因
● メガネの修理期間と費用
● メガネを長持ちさせるためのポイント
最後まで読んでいただき、メガネの修理時に適切な対処をするための参考にしてください。
メガネは少しの不注意や突然のアクシデントによって故障に繋がってしまいます。メガネの故障は箇所や状態によって修理できるものとできないものがあり、自分で修理をしようとすると余計に悪化してしまう可能性もあるのです。
ここではメガネの故障の種類と故障原因について紹介していきます。
● フレームの破損
● レンズの破損
● 丁番の破損
● レンズの外れ
● フレームやつるの曲がり
それぞれの故障の原因と対処法を理解して、適切な処置をできるようにしましょう。
メガネのフレーム破損は、つるの部分が折れてしまったりレンズの縁が折れてしまったりする状態のことです。フレームが折れた場合の修理の可否は、フレームの材質によって異なります。
金属製のメタルフレームが破損した場合は破損箇所を溶接して直すことが可能ですが、プラスチック製の場合は破損してしまうと折れた箇所を金属のように接合することが難しいため、修理できないことがほとんどです。
しかし、破損状態によってはプラスチック同士を結合して修理できる場合もあるため、修理できるかどうかメガネ店で相談しましょう。
自分でフレームの応急措置をする場合は、接着剤で固定すると状況が悪化する恐れがあるのでおすすめしません。
メガネのレンズを破損してしまった場合は、メガネ店へ行ってもすぐに修理できない場合があります。レンズへ大きな傷がついたり割れたりした場合は修理ではなく、レンズの交換になるからです。
レンズ交換の場合、一般的にレンズを工場に注文するため、一度メガネを修理店に預けます。レンズの在庫がお店にあった場合は、すぐに交換することが可能です。
また、レンズの周りに縁がないツーポイントのタイプはレンズに直接フレームが固定されているため、替えのレンズがあっても即日交換は難しいでしょう。ツーポイントのタイプはレンズに穴をあける必要があるので、レンズ代以外に修理費用が発生するケースもあります。
丁番とは、レンズ横のメガネを折りたたむ部分です。よくある丁番が壊れてしまう事例としては、メガネを落として踏んでしまうことが考えられます。
メガネの丁番が壊れた場合の修理は、基本的に壊れた箇所を溶接して修理します。
技術や専用の道具が必要になるので、修理できる人がいなかったり道具が揃っていなかったりするお店では、すぐには修理できません。その場合はメガネを専門のメーカーに送るため、修理完了までに時間がかかってしまうでしょう。
丁番が壊れた場合でも、接着剤で自分で修理ができると考えるかもしれません。丁番部分はメガネを折りたたむたびに動かすため、頻繁に力が加わる箇所です。接着剤で止めてもすぐに壊れる可能性が高く、さらに別の箇所の破損につながる恐れがあるので自分で修理することは避けましょう。
メガネを落とした衝撃によって、メガネのレンズが外れる場合があります。レンズは固定しているリムの種類によって修理の可否が決まるのです。
レンズの縁のすべてが囲まれているフルリムタイプのメガネは、レンズが外れてもフレームにはめ込むだけのため、レンズに損傷がなければ簡単に修理が可能です。しかし、レンズ自体が割れてしまうか損傷があると、修理ではなくレンズ交換になります。
また、レンズの上半分に縁がある「ナイロールタイプ」や、下半分に縁がある「逆ナイロールタイプ」はレンズが外れてしまうと修理が困難です。ほかにも「ツーポイント」といったレンズの周りに縁がないタイプがあります。ツーポイントのメガネのレンズが外れる場合は、直接レンズが欠けたり割れたりしている場合が多いため、修理は困難です。
レンズが外れた場合は修理が複雑なため、自分で何とかしようとせずにメガネ店に持っていくことをおすすめします。
メガネを落とし、踏んでしまったことで、フレームやつるの部分が曲がる故障があります。メガネ店に持っていけばすぐに修理可能な場合もありますが、曲がった箇所や、曲がり具合によっては修理が困難な場合もあるのです。
レンズを固定するリムやレンズとレンズの間にあるブリッジが曲がると、その場では修理できないことが多いでしょう。また、つるの部分が大きく曲がってしまっても、その場で修理するのは困難です。
たとえすぐに修理できたとしても、一度曲げ直した箇所は強度が下がり、何度も同じ箇所を曲げ直すと折れる可能性があるので注意しましょう。特に自分で修理しようとして力の加減がわからずに、何度も曲げ直して折ってしまったというケースは多いものです。
メガネが曲がってしまったら、どんな状態でもメガネ店に持っていくことをおすすめします。
メガネの修理期間は、おおよそ2週間から1ヶ月です。一般的な修理箇所と金額を以下の表にまとめましたので参考にしてください。
修理内容 | 修理金額 |
---|---|
レンズ交換 | 5,000~20,000円 |
丁番調整 | 5,000~7,000円 |
丁番交換 | 5,000~9,000円 |
フレーム(テンプル)曲げ調整 | 3,000~7,000円 |
フレーム(テンプル折れ)のつなぎ | 6,000~12,000円 |
フレーム(リム)曲げ調整 | 3,000~7,000円 |
フレーム(リム)のつなぎ | 6,000~12,000円 |
メガネを購入すると、どのメガネ店で購入しても「保証」がつきます。一般的なメガネの保証内容について解説します。
● メガネの品質保証
● メガネの破損保証
● メガネの見え方、レンズの保証
それぞれの保証内容について確認しましょう。
メガネの一般的な保証として品質保証があります。品質保証では品質に問題があった際、新しいメガネへの交換や修理対応が可能です。
品質の問題とは、メガネの取扱説明書通りに使用しているにもかかわらず、フレームに不備があった場合のことです。
自身でメガネを破損してしまった場合は適用できないことが多いので注意しましょう。
破損保証とは品質保証と異なり、使用中の破損に適用され、自損・他損は問いません。ただし、破損箇所がレンズなのかフレームなのかによって交換回数の制限や料金が異なるケースがあるため、確認しましょう。
破損に関して心配な人は、料金や保証期間を把握し、破損保証に加入することをおすすめします。
見え方保証では、購入後にレンズの度が合っていない恐れがある場合に、視力の再検査やレンズ交換の対応をしてもらえます。
しかし、メガネ店によって保証適用の条件は異なります。保証期間が「3ヵ月」のメガネ店もあれば「1年間」保証しているメガネ店もあり「無料で交換」もしくは「有料で交換」など、条件が異なります。
メガネを使用するうえで、長持ちさせるためのポイントについて解説します。
ポイント | 概要 |
---|---|
メガネをかける・外すときは両手で行う | メガネのかけ外しは両手を使い、顔に対してまっすぐかけたり、外したりします。片手で左右どちらかに引っ張ってかけ外しをすると、歪みの原因になるので注意が必要です。 |
メガネは左からたたむ | メガネを外してたたむとき、テンプルは左側から折りたたみます。メガネは左右の丁番の高さに軽妙な差がつけられており、一般的に左側からたたむとフラットになる設計になっています。 |
レンズを水洗いする | レンズの汚れを落とす際は、水洗いがおすすめです。レンズを乾拭きから始めてしまうと、レンズに付着したほこりや花粉、ちりなどの小さな粒子でレンズを傷つけることになります。ほこりなどでできた細かいレンズの傷は、乱反射やにじみの原因になり、見え方のトラブルを引き起こしてしまいます。 |
ケースやメガネスタンドで保管する | 保管の際はケースに入れておくのが望ましいです。ほこりもつかず、上に物を置いたり、踏んだりする心配がありません。かけ外しが多い方は、外したメガネをそのまま置かず、メガネスタンドを用意しましょう。 |
少しのポイントで大切なメガネを長持ちさせることができるので、実践してみましょう。
メガネは使用するうちに経年劣化や傷がついてしまうケースが多く、一般的には1年保証がほとんどです。
さらに子供のように、成長に伴いメガネの度数を変えなくてはいけないケースでは保証期間内で対応できないことがあります。
延長保証では、成長に伴った度数変更に対応できるため、安心してお子さんにもメガネを使用してもらえます。
延長保証への導入事例を参考にして導入を検討してみてください。